茨城県桜川市・筑西市の宝石店「ジュエリーマーノ」

宝石コラム

11月の誕生石:大人のトパーズ

11月の誕生石 トパーズについて
◇石の由来は
トパーズの語源はギリシャ語で『探し求める』を意味する『topazos』(トパゾス)からです。産出地である紅海の島(セントジョン島)の周辺が霧深く、島を探すのが困難だったからとされています。

◇石の特徴は昔から黄色の透明宝石の代表とされていますが、
化学成分は、Al2(OH,F)2Si4O4で示され、 フッ素やアルミニウムを含んでおり
【黄色、無色、薄緑、青、褐色、ピンク色】など様々な色を呈します。
硬度は8と、ルビーやサファイヤに次ぐ硬度を誇っていますが、結晶の方向(へき開)により割れやすい面がありますので衝撃には特に注意が必要です。

←シトリンクオーツ
◇その価値は
 アメシスト(紫水晶)を加熱すると美しいイエローのシトリン(黄水晶)になります。
 こちらは一時『ゴールデントパーズ』と呼ばれましたが、加熱アメシストであり
トパーズではありません。(正確にはシトリンクオーツです)
今でも宝石店ではシトリントパーズという宝石名でピアス等アイテムに多いようです。
それとは別にブラジル産で皇帝の名をとって命名された
『インペリアルトパーズ』はオレンジ色~イエロー色の美しい宝石です。
加熱処理はされてなく天然で無処理です。 特にシェリー酒のようなオレンジ色の強いものは希少性があります。
3ct(カラット)サイズで資産性のあるインペリアルトパーズは、20万円が目安といわれます。
それに対しシトリンクオーツは3ctサイズで2万円で、その差は10倍です。

インペリアルトパーズ

◇石の見分け方は白熱電灯の下で見るとインぺリアルトパーズはオレンジにピンクがさしますので違いがわかります。

◇合言葉トパーズの宝石言葉は
“さがしもとめて”
みのりある秋に 紅葉が光り輝くようにみのりある人生を歩んだ人に捜し求めた 
大人の宝石なのかもしれませんね。。。。

◇お守りとしても 
お守りとして身に付けると、悲しみを払い、知性と勇気を強めると云われていて、首に着けると呪いを払うと信じられていました。
また、粉にしてお酒と煎じてのむと、ぜんそく等に効果的で、塗ると火傷や出血に利く薬として使われていたようです。