茨城県桜川市・筑西市の宝石店「ジュエリーマーノ」

◆ピクゥエ☆塩島敏彦の世界

パート・ド・ヴェール

パート・ド・ヴェールキラキラは紀元前16世紀頃にメソポタミアで考案されたガラス工芸技法です。その後19世紀のヨーロッパのアールヌーボー時代を経て、21世紀日本で塩島俊彦氏の手により宝飾品として新たに生み出されております。
この作品は塩島コレクターのお得意さまからのスペシャルオーダーで、本来あったデザイン枠をややスマートに作り換え先日納品いたしました。


↑イエローグリーンブルーの色出しが最も難しいところで、色の境目がなくグラデーションになっています。天空に舞いあがる女神の姿が美しい。

↑女神の原型は象牙で作り込むということです。指の先まで細かく表現されています。

↑ブローチペンダント兼用です。

現在塩島敏彦氏の作品群は、このパート・ド・ヴェール他、ピクエ、ミニアチュール、アイボリーカービングという4本柱で構成されていますが、最も作品数が少ないのがこのパート・ド・ヴェールです。甲府の工房でも1点かあるかないかが現状です。
よって当社にも残念ながら在庫しておりませんので、技術を継承するためにも皆様の注文をお待ちしております。笑

パート・ド・ヴェールとは
パート・ド・ヴェールは紀元前16世紀頃にメソポタミアで考案されたガラス工芸技法です。
パート・ド・ヴェールの技法は、ガラス粉末に、糊料を加え練ったものを型に詰め、そのまま窯の中で焼き上げ、冷却後仕上げるガラス成型法のことです。
細かい部分にも自在に発色させることができるため、極めて表現豊かな作品を作ることができます。
ローマ時代になって一旦は消滅したこの技法が再現されるのは、19世紀末に起こったアール・ヌーボーの作家達によってでした。
しかしこの時代にも秘法として後世に残さなかったために、2度目の消滅をしてしまいます。
原理的には原始的で単純とはいえ、極めて微妙で且つ繊細なテクニックが要求されるのですが、塩島敏彦は、卓越した造形力と、より繊細で微妙なテクニックで、今までどの時代の作家も成し得なかった宝飾品として展開しています。
(文面:東峰Hpより)
ジュエリーマーノはこちら
ピクエ:㈱東峰のHPはこちら