宝石の品質
ヒスイ 不老長寿の宝石
ヒスイ(翡翠)うんちく
ひすいの語源は、カワセミの羽が緑、赤い腹より、その名がつけられました。
翡は赤
翠が緑
また、ジェードとは、スペイン人が、インディアンが肝臓や腹の病気に、翡翠をのせて治療するところより
横腹の石=ピエドラ.デ.イジェダとして重宝されたそうです。
世界中のコレクターの中では人気が高い宝石ですが、日本国内では、年配の方がする宝石として、人気が低いです。
ミャンマ~で産出されるヒスイを、本ヒスイをジュダイド、中国産ヒスイをネフライトと分けて呼びことが多いです。
福禄寿(ふくろくじゅ=中国の不老長寿の神様)の宿る石として重宝されたり、
日本では、喜寿や傘寿など長寿のお祝いの品よして喜ばれております。
ジュダイドの品質について
●着色成分について本ヒスイは、アルミニウムの一部がクロムに置換され緑に発色 します。 緑のほかには、赤 黄色 黒 紫色もあります。
●固さは、硬度は6.5-7ですが、靭性(衝撃に対する固さ)が高くダイヤを凌ぐのです。だから彫刻のい作 品も多いわけです。
●拡大すると独特な内部構造で、繊維の様なインクルージョンがたくさん集合してみえます。
これを繊維状組織とよんでおります。ペンライトを裏から当てるとよく観察できます。
品質の高い光は通り、青みを帯びて青くみえます。
●処理ですが、一般的にはワックス含侵を含んでおりますが、これは研磨する際に乗じる場合もあります。
本ヒスイ(ジュダイド)と類似石と特徴をまとめておきました。
染色クオーツライト、ネフライト(中国ひすい)が最も類似していますが、店頭で分別するのはなかなか困難を伴いますので、よくお店で聞いてみましょう!!
●ジュダイド 着色成分クロム 繊維状組織、光は通る、白色元で青みワックス含侵
●ネフライト 着色成分鉄 繊維状組織 光あまり通らない やや暗い緑
●クリソプレース 着色成分ニッケル 鮮やかな緑 すっきり光とおる
●染色クオーツアイト 石英を染める 緑色の沈殿あり 染料のあと
●ガラス 鮮やかやみどり脈利(葉脈、気泡、糖蜜状)
ひすいの美しいジュエリーを先日お納めすることができましたので、次回ご紹介いたします。