宝石の品質
ピンクダイヤモンド
ファンシーカラーダイヤの王様であるピンクダイヤが入荷しました。
その希少性は誰もが認めるところですが、少しその説明したいと思います。
ピンクダイヤには、ナチュラルと処理石がありますが今回はナチュラルを説明いたします。
またナチュラルピンクにも、ⅠaタイプとⅡaダイプに分かれます。
上記商品はⅠaタイプで蛍光性があり青く光ります。
アーガイルタイプと呼ばれ、窒素の混入に反応するのです。
もう一方のⅡaタイプには窒素の混入がなく、蛍光に反応しません。
こちらは、炭素原子がゆがんで配列しており、光が全て通り抜けられず(抜けられると無色)色たまりができ、人の目にピンクに映って見えるのです。
天然のダイヤには、このように必ず欠陥がありこれをカラーセンターと呼んでおります。
窒素が含んだり、ゆがんだりして私たちの目には、色が付いて見えるのでね!
それが自然の中、何億年の年月の中で、奇跡的な確立で形成されるので、ナチュラルピンクは超レア~な訳です。
その評価はダイヤの透明度よりもその色の付き具合で判断されます。
1ctあたりの無処理のファンシーピンクダイヤは800万円が相場です。
この相場は上がっており、(つまり供給より需要が多い=買う人がいるということ)日本以外で、中国、インドやドバイでの需要が
急上昇とのこと。
世界のダイヤモンド市場はアメリカ以外は、残念ながら日本から中国に昨年よりシフトしておりこの差は益々広がっていくものと予想されます。
がんばれニッポン!!
アジアのダイヤの覇権だけでも渡さないよう何とか盛り上げて行きたいものです。
人工的にピンクダイヤを処理する方法もありますが、これは後日説明したいと思います。