「万葉桜」は大子漆とのコラボレート商品です。 伝統ある大子漆を指輪の表面加工に施しており、指輪のデザインにより使い分けて塗装された赤と黒の大子漆はシックで美しいです。この大子漆に使用する成木は漆を掻き始めるには10年ほどかかります。漆を取り出すには時間と手間と技術が必要です。 現在、漆塗りの商品は納品に約90日ほど時間を頂いております。これは大子漆が希少なこととかぶれ防止の為です。漆は肌の弱い人は葉に触れただけでもかぶれますが、「万葉桜」の漆塗は3か月ほど芯まで乾固させていますのでほぼ大丈夫です。
大子漆は茨城県久慈郡大子町を中心に採取される漆を言います。江戸時代に水戸藩主徳川光圀がロウソクのロウを採取するため漆を奨励させ農民の持ち高一石につき一本ずつを植えさせた歴史があります。 近年の生産量は岩手県に次いで茨城県が全国第2位で優良な漆産地として知られておりそのほとんどが大子町です。また人間国宝に認定されている下館市在住の大西勲さんも30数年来使用しているのが大子漆です。 大子町に拠点を置くNPO法人「麗潤館」やウエア・ウッド・ワークの辻氏が中心になって大子漆の振興を図っています。
上記はウエア・ウッド・ワーク様の漆作品とNPO法人「麗潤館」の漆普及活動画像です。
漆の文化
漆は塗料として用いられ、漆を塗られた道具を漆器といいます。
古くは9000年前の縄文時代前期の遺跡から漆器が出土され江戸時代後期(今から200年前)より一般に広く普及しました。またその生産量は、国産が2%程度で他は中国からの輸入によります。
今後、文化財の修復に必要な国内産漆の確保に支障が生じることから後継者の育成が課題となっています。
大子町に拠点を置くNPO法人「麗潤館」やウエア・ウッド・ワークの辻氏が中心になって大子漆の振興を図っています。
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